割とマジで怖い話

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最高ランク : 5 , 更新： 2022/02/16 1:15:52

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本日二回目、皆見恋です

私はですね霊感というものが1ミリも無いんですね。

見えたこともないし感じたこともない。

でも、まわりの人に視えるよって人が2人、いるんですね。

その子たちの体験談と言うか、相談されたことを、私に話してくれたことがかなり怖いので、話したいと思います。

この話をここに載せることは、了承を得ています。

私も本当かどうかは分かりません。

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その霊感がある子をリカ、友達をショウタ、マキ、コウタとします。

勿論、仮名です。

ある日、4人で集まって遊ぶ約束をしてたそうなんですね。

リカ、ショウタ、コウタは約束の時間に集まったそうなんですが、マキだけ約束の時間になっても来なかったそうです。

連絡をしたら、「ごめん、ちょっと遅れる」と返ってきたので、先に3人で遊ぶことにしたそうです。

しばらくして、マキから「もうすぐ着く」と連絡があったんです。

その時、リカはとてつもない不安を感じたらしいんです。

「これはやばい」と。

すぐにショウタとコウタにそのこと言いました。

でも二人に霊感なんてものは無いんで、「何がやばいの？」と言います。

マキが到着。リカはあまりの気持ち悪さに、その場に泣いてしまったそうです。

さすがに他の3人も不安になって、「どうした？」って聞いたそうです。

「マキ…あんた、何かやばいことしたでしょ？」

リカがマキに言いました。

すると、マキはどんどん顔が青ざめていって、

「私、やばいの？」って聞いてきたそうです。

正直、リカが感じたものはやばいなんてものではなくて、これまで会ってきた中でダントツだったそうです。

「何したの」とマキが聞きます。

マキは顔を青くしたまま、来る途中に会ったお地蔵さんの頭を壊してしまって、慌てて頭をもとの位置に戻したけど、不安定で、すぐまた落ちてしまったそうです。

でも、遊ぶ約束をしていて、急いでいたため、そのままにしてきてしまった、と。

リカは、「それじゃない」と言ったそうです。

お地蔵さんを壊したくらいで、こんなに強い怨念?は感じないそうです。
でもマキは、それ以外の事はしていない、と言います。

リカはあまりの気持ち悪さに、その場で吐いたそうです。
それを見て、3人もやばい空気を感じ、涙目になります。

リカは、お地蔵さんの怨念がマキに憑いてしまったのではなく、そのお地蔵さんが封じていた何かが憑いてしまったんじゃないか、と考えたそうです。

自分にはどうすることもできないので、同じく視える体質のおばあちゃんに相談することにしました。

ショウタとコウタは怖すぎてついてこなかったそうです。

マキとリカ、二人でリカの家に行き、おばあちゃんと会いました。

おばあちゃんは一瞬、顔を歪ませて、

「憑いてるもんが強すぎる」

と一言。その一言で、マキは泣き出してしまったそうです。

「とりあえず、これ、持っとき」とおばあちゃんは言って、お守りをマキに預けたそうです。

そして、リカにだけ「あの子、助からんかもしれん」と言ったそうです。

マキは大切な幼馴染なので、リカはマキに「今日はウチに泊まれ」と言い、マキの家に連絡したそうです。

マキはずっと泣いています。

リカも、ずっと気持ち悪くて、何度もトイレに行きました。

夜。リカは気持ち悪さが強くなったように感じたらしく、食欲がわかなかったそうです。

マキも、夜になってリカが体調悪そうにしているので、不安でまた泣き出しました。

おばあちゃんは笑って、「大丈夫やから」と言いますが、リカはさっき言われたことがあるので、安心できなかったそうです。

マキの右隣にリカ、左におばあちゃんの順で寝ることにしましたが、もちろん寝れるわけなく、気を紛らわすためにマキとリカでしりとりをしていたそうです。

その部屋は畳で、襖の部屋だったそうです。

時間は分からないけど、かなり時間がたったであろう時間。

襖が急に「ガタッ」となりました。

二人ともビクッとしましたが、意地でしりとりを続けたそうです。

でも、「ガタガタッ」とまた襖がなりました。
さすがにこらえられなくなって、マキがまた泣き出します。

リカも震えが止まらなくなったそうです。

今まで呑気寝ていたおばあちゃんが急に起きて、
「静かにして」と言ったそうです。

襖は音を大きくして「ガタガタッ」となります。

マキが悲鳴をあげようとしましたが、おばあちゃんが枕でマキの顔を抑え、防ぎました。

空気が張り詰めて、3人とも全神経を注ぎました。

しばらくして、ガタガタがおさまりました。
なかなか安心できませんでしたが、おばあちゃんが「大丈夫やね」と言ったので、肩の力が抜けました。

でも、その時、「ドンッ」とバカでかい音が鳴って、襖が大きく揺れました。

3人とも耐え切れず「ぎゃあっ」と悲鳴を上げたそうです。

そして、襖が、ゆっくり、ゆっくり開いていったそうです。

1センチ

2センチ

3センチ

大体10㎝ほど襖が開いたとき、

「ドタドタドタッッ」と大きな足音が聞こえたそうです。

マキとリカは恐怖のあまり泣きながら布団を頭からかぶりました。

おばあちゃんは襖を閉め、マキはお守りを握りしめていたそうです。

おばあちゃんが「コシュカン」みたいなことを連呼していたそうです。

しばらくして、おばあちゃんが「多分やけど、大丈夫やと思う」と言いました。

リカとマキは抱き合って大泣きしたそうです。

いつのまにか寝ていたそうで、起きたら午後3時くらいだったそうです。

おばあちゃんはマキに、「もう大丈夫と思うけど、あんまり夜とか、ひとりでいん方がいいと思う」といっていたそうです。

その後、マキはそんな体験をすることは無くなったそうですが、今でも夜は母親と寝ているそうです。

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長文失礼しました。

本当かどうかは分かりません。

でも、結構私的に怖いなぁと思ったので、話させていただきました。

誤字脱字あったらすみません！！