他校生から見たら

ULOG学園 小説
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最高ランク : 63 , 更新: 2015/11/22 9:02:02

捏造あります。ご注意ください





自販機に硬貨を入れる
ボタンの端が小さく光る
どれにしようかと悩んでいる時、
ふと、惹きつかれたみたいに視線を横へ向ける

あ、ULOG学園の人達だ。
ふと見かけたその制服姿に、目を止める
周りの人達も、一瞬歩く足を止めている

名門、ULOG学園。
お洒落な制服とか、豪華な設備とか。
一度は誰もが憧れてしまう学校。
毎年偏差値が高い事は勿論、
質の良い設備と授業で、学費も高い
あの学園に通う人は、秀才でお金持ちなんだ
たまに、とても羨ましく感じる

ピッ、と無機質な機械音が鳴る
がこん。飲料容器が落ちてくる

それに、顔立ちの整った人が多い。
今近くを通った人だって、皆綺麗な人達だった
頭も顔も偏差値高いって、優遇され過ぎてる
天は二物を与えないんじゃないのか
嗚呼、自分で言って悲しく感じる。
そう心の中で苦笑をする

ひんやりと冷えた容器。
容器の中身を欲すように喉が渇く

あの人達はもう居なくなっている
ずっと向こうに小さく見える程遠い

ぱき、と音を鳴らしてキャップを外す

「ここにいた。遊びにいこ」
「うん。行こう」
仲の良い友達に声をかけられる
中身を飲まずにまたキャップを締める
友達とどちらともなく歩き出す

…もし、私があの学園に入学していたら。
頭の中で自分のあの制服姿を想像する
…駄目だ。あのお洒落な制服は似合わない。
それに、想像したって時間は前には戻らない
今の高校はとても楽しいし、友達もいる。
ほら、それだけで良い。
贅沢な事なんて、求めなくて良い

…でも、いつか一度だけでも話してみたいな





どうして私のかく小説はこうも暗いの
明るくかく?キャハハウケルー。あ、無理(白目)
「ULOG学園なにそれかっこいい」
こんな気持ちからこれが生まれたよ

ふうせんかづら


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