ぱられるわーるど

小説
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胸くそ注意。
暴力描写有ります。








ここ、どこ。
まず最初に思った事が、これだった
無理もないと思う。
前後左右、それから上下。
見渡す限り白の世界。
音だって、なにも無い。
なんとなく、自分は歩いた。
意味も無く、歩いた


白に囲まれるとか、気色悪いなあ
背景変わらないなあ
ずっと歩いて疲れてきた

もくもくと、着々と、イライラが募る
自分は本当に動いてるのか。
それすら疑う程に、何も変わってない

そもそもここはどこなんだ
改めて考えても、分からない。
嗚呼、また苛立ってきた
もう何も考えないでいよう

鼓膜の内側で聞こえる心音が、気持ち悪い
鼓膜の外側で聞こえる荒い呼吸が、酷く煩わしい


「……かがみ」
よく分からない装飾が施された姿見鏡を見つけた
気のせいだろうか、鏡の中は少し暗い
「まあ、いっか。休もう」
鏡面部分に背を預けるように座る
あれ、なんだっけ。
ここ、前に来た事がある気がする

『悲しい』
突然の、声。
『辛い』
聞き慣れた、私の声。
ゆっくりと振り向く
泣き腫らした、ボロボロな哀れな姿の私が居た
鏡の中のこいつと目が合った
手が出てきた。腕がでてきた。
胴が出てきた。脚がでてきた。
全身が出てきた瞬間、そいつは崩れ落ちた
私の足首を掴んできた
離してくれない
そいつは、ゆっくりと口を開いた

『やめて』『助けて』

『嫌いにならないで』『怖い』

『お願い』『どこにもいかないで』

『一人にしないで』『私を愛して』

『寂しい』『痛い』

「だまれ」
掴まれている方の足で、
腕を蹴り離す。
掴まれていない方の足で、
胴を踏む。頭を蹴る

「なんで出てきたの」
左手で胸倉を掴む
右手掌で、何度も頬を叩く
ばちん、ばちん。乾いた音が鳴る

「せっかく私が」
服を掴んで床に叩きつける
ごつん。嫌な音がした
仰向けにひっくり返す

「閉じ込めてあげたのに」
そいつの腹に、体重をかけて跨って
苦しそうな顔を見る
そいつの首に、両手を添えて
絶望した顔を見る

一拍置くように、溜め息を一つ

「もうおまえいらないよ」
捻るように、少しずつ力を入れる
どくん、どくん。脈打つ感触を、噛みしめる

ばいばい






5話見てこれ思いつくとかあほや自分
風呂の中で構図考えるとかあほや自分
…後悔はしてない((

ふうせんかづら


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