【小説】[20:決着と慢心](東方二次創作)
神の風をふかしにきたぜ! #この世に一人の俺と君 小説最高ランク : 3 , 更新:
...白銀狂夜の”力”...”呪縛”。
発現したのは、弟である白銀裕也の死と同時である。
発動条件は”裕也との約束である優しい人間になるという約束を一時的に破ること”。
効果は、”極限までの身体能力の上昇”。
いうなれば超人化である。
狂夜が今までこの力を使ったことがあるのは1回。
その時は自分の”力”であることも知らなかったが、
今回の2回目の使用によって”力”への理解が深まったおかげで
はやとは”呪縛”の情報を、生まれた時から自然に知っていたかのように振る舞うことができた。
古明地さとりが能力を把握できなかった原因は、
第一に、自分の力で人の心を読もうとしないから。
第二に、狂夜が自分の力だということを知らなかったから。
この二つが大きな要因である。
※ ※ ※ ※ ※
「...約束を破りたくはないんだが、今俺はお前を本気でぶっ潰したい。
だから...3分でケリをつける」
「...ッ」
...”力”による、圧倒的な攻撃。それによる立場の逆転で、俺は圧倒的優位に立っていた。
だが女は戦意を失わず、まだ立ち上がってくる。
”呪縛”の開放時間は3分。その間ですべてを終わらす。
俺と女は、同時に走り出した。
だが、速さは圧倒的に俺が上。
女は俺の速さに圧倒されていく。
互いに殴り合って、そして...
...
......
...決着は、俺の勝利だった。
女はまだ意識はあるが、地面にへばりついて動けそうにない。
これなら別にとどめを刺す必要もないし、さっさと帰ればそれでいい。
勝負は、俺の勝ちで終わったのだ。
「...さとりさんここから離れよう。早く」
「...え?...ええ...」
さとりさんに急に話しかけてみれば、彼女は素っ頓狂な声を出すも、すぐに落ち着きを取り戻し、俺に同意した。
俺たち二人は歩き出す。
全身が痛い、こんなに体を痛めたのはいつぶりだろうか。
家に帰ったら、まず全身に湿布やらなにやらやらないと。
俺はふと後ろを振り向く。
俺は完全に勝った気でいた。
だが、現実も、あの女も、俺は甘く見ていた。
慢心していたとでも言っていただろうか...遠足も帰るまでが遠足。最後まで油断するべきではなかったというのに、
俺は...終わったと思って気を抜いていた。
後ろから、左脇腹に強烈な痛みが走った。
「...!?」
「絶対に逃がさない...!」
後ろから肌に感じる生暖かい液体の感覚、それが服に滲んで冷たくなる感触。
「...!」
「があっ...!」
女は勢いよくそれを引き抜いた。
あまりの痛みに悲痛な叫び声が俺の腹の底から出てくる。
あいつは...俺にナイフをぶっ刺してきた。
「狂夜!」
「...ッ...痛てぇ...なぁ...!」
「はは...結構いいところ刺したでしょ。そのままあんただけでも死んでしまいなさいよ...」
女はそう言って地面にぶっ倒れた。
俺も動けず、地面に倒れこむ。
「狂夜...狂夜!」
さとりさんの声が聞こえる。
腹から流れる血は止まらない。
頭がくらくらしてくる。血が足りなくなってきたのだろうか。
俺は刺されたところを抑える。
これで少しでも出血量が減ればいいが。
俺は...そこで意識が途切れた。
まだ、死ねないというのに。
狂夜さんは自分の力だって気づいてなかったんだ……
博麗さんさとりさんがいるってことを忘れてるのかな(・.・;)それとも本当は狂夜さんをおびき寄せるためにさとりさんを使ったのであってさとりさんのことを傷つけるつもりはなかったとか??
ねこ
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あれ...弟さん...?
アゲハ🦋🌺@ペテ神(初心者)#最強雑食姫腐女子
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おおおお?
狂夜刺させれてしまったが?
月瀬零
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