【スプラトゥーン2】①私がそれを持つ理由
小説 オリキャラ スプラトゥーン最高ランク : 8 , 更新: 2018/07/12 10:59:04
※
・オリイカが出てきます。
・オネエ口調の人が出てきます。
・テンションだけで書いています。
ご注意ください。
+-+-+-+
ああだめだ、間に合わない。そう思って振り返った時には遅かった。眼前にまで迫ったダイナモローラー。リッター3kを構える間もなく、私は重圧と共に消えていった。
「おいお前!キルできないならチャージャー持つんじゃねえよ!!」
「ご、ごめんなさい……っ」
「あーもう、マジ最悪。アンタのせいで負けちゃったじゃん」
「初心者のくせに調子乗ってリッターなんて担ぐなよ」
「……ごめんなさい…………」
怒りを込めた鋭い視線に負け視線を逸らす。視界が歪んでいき、涙を堪えるように唇を噛んだ。
私のせいで負けたのに、私が泣いてはいけない。泣きたいのは私のせいで負けたこのイカたちなのだ。
「そう落ち込むなよリタ、どうせみんな最初は初心者だろ?」
解いたゲソをまとめ直しながら涼しい顔でそう言ったのはボールド君だった。先程のナワバリバトルで彼に何回キルされたのか、正直よく思い出せない。ダイナモローラーで叩かれたせいなのか、単純に数が多すぎただけなのか……
「そーだよリタちゃん!ボールド君の言葉はアテになんないけど、アタシだって足引っ張っちゃたし!」
「けどアンタはまだ塗れてたでしょ、ローラ……」
大丈夫!!そう私に言葉をかけてくる少女ローラは、私の両手を包み込み、心地よい温かみを分けてくれる。けれど、今の私に必要なのは慰めでも激励でもない。
「!いきなりどうした?」
ガタッという椅子の音に驚いたボールド君が目を丸くしながら尋ねる。
「ブキチのとこで、ちょっと練習してくる」
「あっ、じゃあアタシたちも……」
「来なくていい、一人の方が気楽だから」
「おいリタ……!!」
2人にはきっと分からない。チャージャーは、他の武器とは違うんだ。心の中でそう叫ぶ。自分が出来ないだけなのに、二人に当たるのは間違いなのくらい分かっていた。
けれど、腹の中を疼く感情を、どうしていいか分からなかった。
すごく、、、、、凄いですね、、、(語彙力)
フォロー有難う御座いました、宜しくお願いします。
紫乃
2018/07/13 5:29:19 違反報告 リンク
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